生き方に悩む20代へ。

僕はいま25歳。

「はやく大人になりたい」と思っていた幼少期から、あっという間に「もうこんな歳なのね」という感じなのだけど、たぶんものすごく自分の生き方に悩むタイミングなのかな、と思う。この25歳ってやつは。

大学を卒業し、順調に働きはじめた人は、就職からもうすぐ3年が経とうとしている。世間一般でいう「とりあえず3年は働け」の3年である。

それぞれ思い思いの生き方があるけれど、おそらくここがターニングポイントになる人も多いのかもしれない。まわりを見ていても。

そこで、ぼくなりに考えた20代の生き方について書いてみることにした。

ぼくの今まで

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このブログをはじめて読むひとは「いや書いてるお前だれやねん」ってなるだろうからちょいと補足しておくと、

ぼくは柔道整復師の専門学校に3年間通って、国家資格を取得したのちに、接骨院に就職して治療家としての修行に励み、23歳で独立。

フリーランス整体師として活動することになった。専門学校が3年間だったから同級生よりも1年はやく就職した感じ。

そこからこのブログをはじめて、PATERSという団体を運営しながらイベントをしたりシェアハウスをしたりしながら、来年の春には飲食店を開業する予定の1991年生まれ右投げ右打ちの25歳です。

いやはやこれだけ見ると意味わかんないよね。たぶん早い段階から正社員という立場から抜けて、雇用されている安心感がなくなっちゃったもんだから、不安と好奇心でなんでもチャレンジしてきたがゆえの経歴だったりします。

結果的にいまはブログで20万円以上の収入があり、整体のほうも依頼があればやりつつ、将来の勉強のためにBARで週に一回働きながら、PATERSとしての活動を仲間たちと加速させています。

そんな、よくわからない生き方をしてきた僕だからこそ見える角度があったりして、それを同世代に伝えられたらなって。

生き方に悩む20代

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生き方、働き方に悩む同世代はホントに多い。性格上いろいろなひとから相談を受ける機会があって、みんな口を揃えて言うのは「仕事がつまらない」ということだった。そうでない人もいるけど、7割はこれ。

そこでめちゃくちゃ絡んでくるのが「仕事」と「お金」と「時間」というもの。何度考えても、どうしてもこれにぶち当たる。ぼくもそうだった。

仕事をしなければお金が稼げない(生活できない)し、仕事をしていたら時間がない(好きなことができない)。

で、ここで悩む。

「自分にとっての幸せってなんだろう?」

「自分の人生ってこのままでいいのかな?」

「自分のやりたいことってなんだろう?」

自分を探すフェーズ

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この自分の人生について悩んでいる期間はまさに自分探しのフェーズで、就活ときのソレとはまた濃さがちがったりする。

大事なのは、このときに「まあいっか」で終わらせずに「どうせむり」や「しょうがない」で丸めこまずに、どこまで本気で自分の人生と向き合うか。だと思う。

自問自答して、どんどん深掘りして、しっかり考える。「自分はどうゆう生き方がしたいのか」「なにを幸せと感じるのか」を、そのときの自分の単位でいいから導き出す。これは変わっていくものだったりするけどね。

これが分かっていないと、すこしの失敗でブレたり、ヘンなビジネスに引っかかったり、いくらモノを買っても満たされなかったりする。

だれかの人生を羨んだり、他人と比較したり、見栄を張ったり、いい顔をしたり、そうゆう自分に嫌気がさしたり、自分軸を見失ったり、そうなっていきやすい。

幸せの基準なんて人それぞれちがうんだから、他人と比較して見栄を張ってブランド品を身につけたところでそこに「自分の幸せ」はない。他人の生き方を羨んでマネしたところでそれは「自分の想う生き方」じゃないんだよ。

だんだん「自分」を生きれなくなっていく。

自分の人生のハズなのに、自分で舵を切れなくなっていっちゃう。他人の船に乗ることに慣れちゃうんだよね。そのほうがラクだから。

この「自分にとっての幸せを模索する」ってのが大事な大事なフェーズであると今になって感じる。

動いて動いて動きまわれ

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それが自分の中で決まったら、あとはその「自分のしたい生き方」や「自分の幸せ」にどうしたら近づけるかを考えて動いていく。とにかく動いて動いて動きまわる。

もうね「行動」がすべてだなって思う。やったこと、やってきたこと、それがその人のすべてなんだよね。行動こそが人生になっていくし、その人の信用につながっていく。

多少のリスクをとることもあると思うし、失敗もたくさんしちゃうんだけど、とにかく全部「経験

20代でどれだけ動きまわって「失敗できるか」が勝負だと思っているよ。

そもそもチャレンジしてみないと「結果」が出ないので失敗もなにもないのだ。これでは成長しないのであって。

経験から考える

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しばらく動きまわっていると、たくさんの経験が自分のなかに溜まっていって、人との出会いのなかで様々な価値観に触れて、自分のなかに引き出しが増えて、自分を客観視できるようになる。

いろいろな世界を知ったことで、自分の位置がわかるようになるんだよね。「ああ、おれは今このへんにいるんだな」って。

そうして「自分」という世界をめいっぱい広げてから、また生き方について、幸せについて考える。そうするとまた違った答えが出たりして、だんだん核心に近づいていく。この繰り返しなのかもね。

ぼくが会社を辞めたてのときは「夢を叶えることが幸せ」だと思っていたんだけど、いまは「身近なひとを大切にして ” 自分 ” を生きる」ことに幸福感を感じる。

すこし前の自分にはできなかった考え方だし、持てなかった価値観。だからこそいろんなことを経験してすこしでも自分の中の世界を広げていくことが20代には必要なんだとおもうなあ。

「好き」を大切にして生きていけ 

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そんな感じで考えながら、動きながら、自分というものを模索してきたぼくであり、それこそが20代のうちにたくさん悩みながら見出していくものなのだと思います。

よく「自由に生きているのが最高!」みたいな風潮があると思うのだけど、全然そんなことなくて、それはソレを言っているひとの価値観だから、自分に置き換えなくていいわけ。

その人はそれが幸せなのだろうし、あなたにはあなたの幸せがあって、したい生き方がある。その軸を決めずに「いいなあ」の気持ちだけでそっちにいくと、軸がないから吹き飛ばされちゃうよってこと。それでそうなれたとしても、そこに「あなたにとっての幸せ」はないよってこと。

ようするに大切なのは「自分で決めること」であって、自分の人生なんだから、あんたの幸せも、生き方も、自分で決めないと。これを他人に委ねて自分ではなにも行動しないのに「人生つまんない」はずるいってなもんです。

自分を幸せにするのは自分の責任。

今いる会社で働くことが幸せで、したい生き方ならそれは最高なことだとおもうし、悩んで考えたすえに自分で決めて選んだ人生ならばグッドだとおもうわけです。 

なにかを「好き」だと感じる瞬間。

感情だけはウソをつかないし、感情って絶対にたしかなもの。子供のころは「好き」にまっすぐだったはずなのに、いつのまにかダイレクトにそこに向かうことができなくなる。「大人になる」ってのは自分を抑え込むことではないはずなのに。

そんなとき、感情にすこし耳を傾けてあげて、「自分」を生きることができたなら、いのちは輝くのかもしれない。

しみ
クリエイター
ふらふら旅暮らし。
映像と文章で生きています。
居心地のいい時間に浸るのが好き。
目の前のひとりを大切に。