ブルーハーツの青空を聴いて。

おはようございます。本日も気持ちのいい快晴であります。

電車にガタンゴトン揺られながらぼーっと窓の外を眺めています。ぼーっとしてるんだから邪魔しないで。というぼくの気持ちに寄り添うようにイヤホンから聴こえてくる音楽はブルーハーツ。

こんな気持ちのいい日にタイミングよくブルーハーツの「青空」が流れました。二子玉川の河川敷を歩きたくなりました。

生まれたところや 皮膚や 目の色で

いったい この僕の
何がわかるというのだろう

青空 / THE BLUE HEARTS— しみ (@shimi_yurutabi) January 8, 2016

この曲は “超” がつくほど大好きで、

学生時代よく聴いていました。この歌詞がもう最高で、聴くたびに「ああ、イメージで決めつけるって、してしまっていたな。人はもっと深いよな。」と思うのと同時に、心地いい無力感に苛まれました。

学生を卒業して社会人になった今、久々に聴いてみて感じたこと、書いていいですか?

書きますね。(他言無用)

作られたイメージ

「イメージ」というのは非常に浅いとおもう。子ども用市民プールくらい浅い。そのくらい浅い。ここで言う「イメージ」というのは実際に自分が会っていないのになんとなくで作り出しているモノのことです。それでその人を判断するのはたぶん失礼なのかとおもう。

たとえば僕の場合、インドと聞いたら汚いイメージがあるし、南米と聞いたら危ないイメージがあるし、中国と聞いたら雑なイメージがある。でもこれは実際に行ってきて見たわけでもないし現地で聞いたわけでもない。しかしどうしたものか、こうゆう「イメージ」といわれるものは何者にもつきまとう。これらはどこで作られて誰が発信しているのだろうか。

しかしブルーハーツの青空を初めて聴いたとき、この考えを改めた。ぼくらはそもそも同じ「人」であって、同じように気持ちや考えなどがちゃんと存在する。一人一人素晴らしい個性があったりする。それなのに「日本人だから内向的でマジメなんだろう」とおもわれたら、たしかに心外である。身近にいる人はわかるかもしれないが、ぼくは全然内向的でもマジメでもない。笑 

つまりは僕らは同じ「人」であって、その中で差別をしたり会ってもないのに忌み嫌ったりするのはとてももったいなくて、仲良くなれちゃう可能性だってあるんだから、イメージで決めつけずにもっとフランクにいこうよって。

そして同じ「人」ではあるけれど、一人一人全然ちがう考えや感じ方や個性をもっているのだからヘンな先入観を持たずにいこうよって。みんな素晴らしいものを持ってるんだから。

実際に会って、肌で感じたソイツが本物だと思うんだ。

人はもっと深い

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一人の人とちゃんと向き合ったことのある人ならわかるとおもう。人はすごく深い。薄っぺらい人間なんていない。みんないろんなことに悩んで苦しんで考えて動いて挑戦して信じて喜んで学んだ上に一人の人間がいる。映画一本じゃおさまらないくらいのストーリーがある。これってすごいことなんだよ。

イメージで決めつける人に言いたい。過去の自分にも言いたい。人はもっと深いし、たくさん考えているし、いろんな悩みを抱えているし、それでも表に出さずにがんばっていたりする。一人の人間の裏にはものすごい量のバックボーンがある。それを「あの人は○○だから。」と決めつけることは、簡単だけど、浅はかだなあと思う。

イメージというのは実態のないフラフラした存在なのに、それを人はとても信じる。不思議だなあっておもう。たぶんこうゆう勘違いみたいなものは他にもたくさんあるんだろうなあ。

肯定から入る

ぼくには大切な家族がいる。大好きな友達もいる。ぼくは彼らの良いところをたくさん知っている。これでもかってくらい知っている。しかし世間や周りのイメージがそうではない場合もあるかもしれない。そんなとき、「なんでだよ」っておもう。「こんなにいいやつなのに」って。

しかしぼくが今までイメージだけで避けていた人にも、きっと家族がいて、大切な友達がいる。その人たちはぼくに対して「なんでだよ」「こんなにいいやつなのに」って思うだろう。それと同じことがいろんなところで起きている。たぶん。これはもう仕方ないことなのかもしれない。でも、ぼくはこれをしたくないと思う。

今ぼくはすべての人たちに対して「肯定」から入るようにしている。これが良いことなのかはわからない。騙されることもあるだろう。でも、ぼくはそうゆう生き方が好きなのだ。そうゆう生き方をしている自分が好きなのだ。それこそがぼくの中でのロックなのだ。そんなことを考えていたら目的地である荻窪に着いた。ブルーハーツにはいつも救われているなあ。なんてことを思いながらそんな彼らと出会えて同じ時代に生まれたことを幸せにおもう。それでは良い夜を。

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生まれたところや 皮膚や 目の色で

いったいこの僕の 何がわかるというのだろう

運転手さんそのバスに 

僕も乗っけてくれないか 行き先ならどこでもいい 

こんなはずじゃなかっただろ? 歴史が僕を問い詰める 

まぶしいほど 青い空の真下で

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しみ
クリエイター
ふらふら旅暮らし。
映像と文章で生きています。
居心地のいい時間に浸るのが好き。
目の前のひとりを大切に。