今日ぼくは一日中ゴロゴロしていた。
というのも、最近はいろいろとやることが増えてきて、背負うものも増えてきて、なんだかそれらを整理しようとおもい1日休みを取ったのでありまして。
で、そんな「やること」たちを見事に無視してゴロゴロしたりボーッとしたりして、ついには爆睡し、17時ごろに起きて「まじか」ってなっているのが今である。ちょいと今日の気づきを聞いてほしい。
休むのが苦手なひと
ぼくは休むのがすこぶる苦手だ。「ゆるく」を売りにしているわりには休むのが苦手なのである。困ったもんで。もちろんコタツでゴロゴロしたり、ボーッとしたり、そうゆうのは日常にいくらでもあるんだけど、布団で寝て1日が終わっちゃう、みたいなことはできない。
なんで? と聞かれたら「もったいないから」と即答するのだけど、なんでもったいないの? と聞かれたら「ウーン」と唸ってしまうわけだ。
そこにはどんな自分がいて、なにを考えた上で「もったいない」となっているのか。休むことは悪いことではないし、むしろ良いことだったりする。でも今日ぼくが17時に起床したとき、確実に「罪悪感」に近いモヤモヤがあった。コイツはなんなのだろう? と考えたわけだ。
「やること」を無視する罪悪感
ぼくは普段マグロのように動き回っていたりする。やりたいことがありすぎて、3〜4時間の睡眠で動いて、何日かそれを続けたあとに泥のようにねむる。でも、一日中休んじゃうことはなくって、かならず夜にはまた何かをしている。
もちろんこの「活動時間」のなかに、友達と遊ぶことだったり、散歩することだったり、本を読むことだったり、そうゆう娯楽てきな時間も入っている。でも「何もしない時間」をずるずると一日中過ごすことはできない。
そんなぼくが今日ひさびさに何もせずに一日を過ごした。起きたときにまず思ったのが「あーあ、今日を無駄にしちゃった」ということ。
そしてしばらくして「なにかしないと」と思った。今のぼくはクラウドファンディングというものに挑戦中だったり、来月のイベントのフライヤーデザインを仕上げなきゃだったり、外部メディアへのライター業だったり、カラダのコラムやnoteも書いている。
それらはぼくが望んでやっていることなのにも関わらず「やらなきゃ」という焦燥感に駆られ、そこにはたしかに「罪悪感」みたいなものがあった。
自分でつくりだしたタスクに自分で罪悪感を感じるというナニコレ感に疑問を感じて、寝起きアタマでゆっくりと考えたところ、もしかしておれは何かをやっていないと不安なのではないか。という結論に至った。
自分を許すこと
つまりぼくが「給食当番」だとしたら、その給食をもらおうと思ってお椀を持ちながらキチンと並んでいる「やること」たちを完全に無視して一日中寝てしまったのである。
「やること」たちはもちろんお腹がペコペコであることに間違いないし、さぞかし怒っていることだろう。手元の豚汁は冷めている。そんな「やること」たちに罪悪感を感じているのが給食当番のぼくなのである。
「いや、これはさすがに罪悪感を感じるやろ」思ったのだけど、そもそもこの「やること」たちを能動的にやりたくて作り出したのが他でもないぼくであるのだ。自分はたぶん、何かをやっていないと不安で、その根底には「なにもしない自分を受け入れられない弱さ」があるのかもしれない、ということに気付いた。
休むことはとっても幸せなことだ。一日中ゴロゴロ過ごす一日も、あっていい。お昼くらいに起きて、ダラダラして、録りためたドラマを観て、マンガを読んで、また寝て、夜は鍋でもつついて、深夜にお気に入りのDVDを観て、寝る。
そんな一日があったら最高だ。そんな一日を恋人と過ごしたりなんかしたら、さらに幸せだ。でもそんな一日を受け入れられずに「もったいない」と思ってしまうぼくは意識高い系でもなんでもなくて、弱いだけだったんだ。
幸せを素直に受け入れろ
幸せなら素直に「幸せだ」と感じればいい。そこに罪悪感なんて感じなくていいし、もったいないなんて思わなくていい。
感じたままにその感情を受け入れて、幸せな気持ちをじんわりと感じて、にやにやしていればいいのだ。
そうしてしっかりと幸せを受け止めて、感じて、めいっぱい休んだら、また「やること」たちと向き合えばいい。
休んでいるときですらソイツらのことを気にして罪悪感を感じてしまう自分は「やること」に縛られているのであって、そんな自分を受け入れられない、認められない弱さがそこにはある。
もっとどっしりと構えて、お椀を持って並んでいるソイツらに「待っとけい!」と言い放って爆睡するようなワガママな給食当番でいいのだ。豚汁なんて冷めてもいい。お残しは許しまへんけどな。
動きまわっていないと不安だ。そんな弱い自分がいることに気付けたことが本日の大きな気づき。そんなわけで、自由奔放な給食当番はまだまだゴロゴロしようかと思います。その代わり、明日は鬼のようなスピードで豚汁を配給しますので、待っていてね。
ではまた。