宮古島へ一人旅(最終日)

最終日の朝。

宮古島一人旅もいよいよ終わりを迎える。

3日目を見逃した人はこちら。↓

この日は朝8時にゲストハウスを出て

空港に向かう予定だった。

しかし不思議なもので6時には自然と目が覚めた。

別れ

すこし早く起きたので身支度を済ませてから

この旅のことを振り返った。

島に来たときの興奮、海をみたときの感動、

出会ったみんなのこと、自分の変化のこと。

いろいろなことをぐるぐる考えた結果、

宮古島、そして出会った人への感謝が止まらなくなった。

その気持ちをそのまんま紙に書いて

ベッドに置いて出た。

喫煙所

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外の喫煙所に何人かいた。

朝早いのにみんな起きていてすごい。

「おお〜しみん、今日帰るんだもんね。起きれなそうだったから寝ないで起きてたよ。」

とY姉さん。

ぼくの見送りのために起きていてくれた。

喫煙所で談笑。ぼくは吸わないけど。

楽しかった思い出を振り返る。

「あんなことしたな〜」と馬鹿な話で盛り上がる。

他にもみんな見送りのために

ぞろぞろと起きてきてくれた。

ふだん11時くらいまで起きてこないスノーさんまで。

写真撮影

最後にみんなで写真を撮った。

出会ってたった数日だけど、

それ以上の繋がりがそこにはあった気がする。

もうだいぶ使い古された言葉なんだけど、

「出会えてよかったです。ありがとう。」

と伝えた。

ぼくは宮古島が大好きになった。

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得たこと

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ぼくは今回初めて一人旅をしてみて、

得たことがたくさんあった。

それを書いてみようとおもう。

自分と向き合えた

一人旅というのは、

当然ながら一人でいる時間がたくさんある。

僕なんかは現地での出会いが多いほうではあったが

それでも一人でいる時間は多かった。

それに一人でいようと思えばいくらでもいられた。

一人の時間が長いと、

自分とちゃんと向き合える時間がとれる。

話し相手が自分しかいないからだ。

自問自答してみたり、

自分ってなんだろう?って考えてみたり

自分の本当にやりたいことを模索したり

自分らしさについて考えたりもした。

雄大な自然と新しい人との出会いに

刺激を受けてインスピレーションも高まる。

これはすごく大切な時間だった。

自分の知らない自分に出会えた

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ふだん仲の良い友達といると、

どうしても初期設定というものがある。

「コイツはこうゆうキャラだよな」っていうのが

みんな何かしらあるとおもう。

たとえば、

いつも静かな人が突然騒がしくなったら

「なんかコイツいつもと違うな」って周りはおもう。

逆に常に騒がしい人が静かだったら

同じく「なんかコイツいつもと違うな」となる。

そこには

「いつものコイツ」という初期設定

周りのみんなの中にあるんだよね。

で、一人旅というのは

出会う人みんな初めましてで

みんな「今までの僕」というものを知らない。

つまり初期設定というものがない。

ぼくが最初から物静かな感じでいけば

「静かな人なんだな」という初期設定が出来上がるし

ウェーイな感じでいけば

「楽しそうな人だな」となる。

初期設定を自分で決めることができる。

だから僕は最初から「自分のなりたい自分」で

人と接することにしていた。

自分の感情に素直でオープンに全部さらけ出しているフランクな人。である。

そうするとみんなの中で

「しみんはこうゆう人」というイメージが出来上がり

その初期設定が「なりたい自分」なので

すごく自分らしく居られた。

不思議なもんで、東京に帰ってきてからも

そんな自分で居ることができた。

自分のことを誰も知らないところに

飛び込んでみるというのは大事なことだなと感じた。

どうにかなるんだと知った

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ぼくは今までも「なんとかなる」と思い込んで

生きてきたタイプの人間だったんだけど、

その根拠のない自信がヘンに立証されたような

感覚になった。なんとかなっちゃったから。

なんでもやってみちゃえばどうにかなる。

直感に従う。これはとても大切な考え方だなあと。

もしどうにもならない時がきても、

「どうにもならなかった事態」を

ネタにして笑いに変えたり

こうして発信して次の誰かの役に立つようにしたり

そこから学んでまたチャレンジしたり

むしろ武勇伝として語ったり

そうやって上手く自分の中で消化して、

最終的にはどうにかできちゃう。

そんな確信を得た。

楽しくするもしないも自分次第だ。

自分の殻を破れた

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もちろん周りが知らない人だらけなので

今までの自分を捨てて新しいことができる。

過去の自分にとらわれずに

裸の心で新しい感情の動きを感じられる。

なにをやってもいい。

ぼくがここで何をしたところで

たとえば地元で噂になることもないし

友達や親や世間の目なんかもないし

ホントに驚くほど日常になんにも影響がない。

もともとあまりそうゆうのは気にしていなかったけど、すごく解放感があった。

ゆえに行動力が普段の数倍発揮される。

海外を周遊してきたやつが

人が変わったようにエネルギッシュに

行動するようになるワケがわかった。

かかった費用

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宮古島一人旅3泊4日でかかった費用まとめ。

飛行機代 

東京 ⇄ 宮古島 往復 → 約10万

(お盆のハイシーズンに行った場合)

那覇での乗り継ぎ、先得割引にしても

片道5万円くらいでした。高い。笑

あとから教えてもらったのだけど、

羽田 ⇄ 那覇をJALやANAではなく

LCC(海外の航空会社)で取ったりして

組み合わせれば安くいけるらしい。

宿泊費  

4500円(ゲストハウスヒダマリにて三泊)

食事代 

2万円くらい(朝は食べないタイプなので昼・夜の食事代と、BARでの飲み代)

レンタル系

シュノーケリングセット

レンタルバイクと自転車

3000円くらい

お土産代

1500円くらい

《合計》

約13万円くらい

楽しむための費用は惜しまず、

他のところはいろいろと最少限に抑えたつもり。

ただただ航空券が高かった。

今の働き方ならお盆シーズンを外した平日に

いけるので、航空券をLCCと組み合わせれば

たぶんこの半額くらいではいけるかと!

持っていった物

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  • グレゴリーのリュック
  • 小さめのドラムバッグ
  • Tシャツ3枚
  • 短パン3枚
  • 下着類
  • アメニティー(歯ブラシや洗顔など)
  • バスタオル2枚
  • ハンドタオル2枚
  • 充電器類
  • ジャージ(意外と寒かったとき用)
  • ボール
  • ペンとノート
  • 海パン

改善点としては、

ドラムバッグはいらなかった。身軽さが減る。

短パンとTシャツも2枚ずつでよかった。

宿で洗濯ができて、しかも暑いからすぐ乾く。

あとボールがいらなかった(笑)

島の子どもたちとサッカーをしたいなら

現地で買うか借りるか拾うかでどうにかなる感じだった。

まとめ 

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『旅で人生が変わる』とはよく聞いていたけど、

本当にそうだと感じた。

なんで?と言われるとむずかしいんだけど

そこには「本人の意志で」というものが

大きく絡んでいる気がする。

どうしても僕らは日常を生きていると

やるべきことが目の前に用意される。

それをひとつずつ消化していく毎日になったりする。

朝起きなきゃいけない

洗濯しなきゃいけない

ご飯を作らなきゃいけない

支払いを済ませなきゃいけない

アレをやっとかなきゃいけない

職場にいけば仕事は用意されていて

それを中心に一日のタイムスケジュールを組む

帰ったら疲れて眠りにつき、また朝に戻る

やらなきゃいけないタスクに追われる毎日は

誰もが経験したことがあるとおもう。

そうするとだんだん

自分の意志で決断して行動すること」を

しなくなってくる気がするんだ。

こなしているだけの日々になっていく。

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旅先では

いつ起きてもいいし

洗濯するもご飯食べるも自由だし

一日をどう過ごすのかもあなたが決めていい

朝起きてから気分で決めてもいいし

そのままだらだらしててもいいし

あそこにいこう!と思い立ってもいい

ビーチでビールを飲んで終わる一日があってもいい

夜ふかしをしてもいいし

いきなり夜中に星を見にいってもいい

やらなきゃいけないタスクは

全部東京に置いてきている。

そんな日々を過ごしてみると、

ぼくらが普段いかに「やるべきこと」に

振り回されているかが分かる。

そしてやるべきことなんてもんは

意外とやらなくてもよかったりする。

怖くて手放せないだけだ。

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すべてが自由なぶん、

すべて自分で決めることになる。

あなたが楽しもうとおもえば楽しくなるし

恥ずかしがって萎縮していたらそのままだ。

楽しいことはアッチからやってはこない。

自分から飛び込んだ人にやってくる。

この「自分次第」の中に成長のヒントはあるし

人生が変わるというコトバの意味に繋がってくるんだとおもう。

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そんなことを感じた初めての一人旅。

大事な大事な経験だったからここに記しました。

そして味をしめたのか分からないが

この後から離島一人旅にハマりはじめる。笑

ほかの島での出来事はまた後日。

後先考えずに走ってしまうぼくの経験が

だれかの「旅に出よう!」という動機になって

その人の人生が豊かになったら嬉しいなあなんて

おもってます。

読んでくれてありがとうございました。

 

【宮古島一人旅編】見逃した人はこちらから ↓

1日目

2日目

3日目

最終日

 

しみ
クリエイター
ふらふら旅暮らし。
映像と文章で生きています。
居心地のいい時間に浸るのが好き。
目の前のひとりを大切に。